センター概要

本学ではクリーンエネルギーに関する研究を長年にわたり推進してきました。1978年には国内外で初めての燃料電池を研究目的にした「燃料電池実験施設」が発足し、触媒等新材料の開発や人材育成で目覚ましい成果を上げてきました。他方、極低温・高真空の宇宙での生命誕生につながる化学反応の長年の研究を通じ、低温トンネル反応を発見し、工業分野の応用へと展開しつつあります。この二分野の先導的研究成果を背景にして、省エネルギー、地球環境問題の解決に貢献することを目的に、大学直属の施設として、燃料電池部門と太陽電池・環境科学部門から構成される本センターを平成13年4月に新設しました。燃料電池研究部門では、電気自動車、家庭用の固体高分子形燃料電池及びシステムの研究、及び次世代の火力代替発電用の固体酸化物形燃料電池に関する研究を行っています。太陽電池・環境科学研究部門は、平成28年に部門名を太陽エネルギー変換研究部門に改称し、水素製造や二酸化炭素固定など、より広義な太陽エネルギー利用の研究を推進しています。

センターの役割

  • クリーンエネルギーに関する先端的基礎研究の実施、および情報交換・発信を行う。
  • 大学、国立研究所等の研究者の受け入れ、あるいは共同研究や共同利用の実施を通して、我が国の基礎研究レベルの全体的向上と、他大学、研究所における人材育成者のすそ野を可及的に広げる。
  • 企業派遣研究者の育成と、共同研究による技術開発の支援を行う。
  • 諸外国、わけてもアジア諸国との将来の協力を見据え、留学生や共同研究者を受入れる。

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クリーンエネルギーセンターのパンフレット